脳リハ研 2017年研修会の活動報告
2017年11月25,26日に開催されました「脳機能とリハビリテーション研究会 2017年研修会」は成功裏に終了しました。
2日間開催になってから今回で3回目を迎える当研修会。受講者の皆さんが臨床場面で脳画像を有効に活用して頂けるように、初学者から上級者までカバーした、大変充実した研修会になりました。参加された受講者の皆さんは、とても熱心に1日目の講義、2日目のグループワークに参加されていました。
特に診療放射線技師の立場から、最新の撮像方法やその臨床応用についての講義があり、改めて脳画像の有益性について学ぶことできました。カルテに載っているさまざまな画像データも、評価者が有効に活用できないと “宝の持ち腐れ” になってしまいます。臨床場面でうまく脳画像を利用していくためにも、基礎を復習し、また新しい情報を常にアップデートしていく必要があると実感しました。その意味でも、今回の研修会は非常に有意義で貴重なものであったと思います。
臨床場面において、脳画像読影の知識と技術が益々必要となってきています。当研究会では、今後も脳画像読影に関して臨床場面で活かすことができるようなプロクラムを企画していく予定です。
参加者の皆様、2日間お疲れ様でした。研修会開催に際し、ご協力を頂いた講師・スタッフの皆様もありがとうございました。
1日目の講義の様子
脳画像(CT,MRI)読影の基礎的な知識からはじまり、解剖学的部位の同定方法、病巣と臨床徴候との関連などを学びました。
診療放射線技師の本寺氏より、MRIの撮像方法の違いとそれらの臨床での活用技術などの講義がありました。MRI画像の疑問がとても明解に整理された解説でした。
2日目のグループワークの様子
ファシリテーターと共に、脳画像から病巣の同定と臨床徴候の予測を行いました。
グループ発表の様子
グループ毎に異なる脳卒中症例について、脳画像から病巣を同定し、予測した臨床徴候と実際の所見とを照合、その相違を考察しました。
研究会スタッフ、関係者の集合写真