第25回脳機能とリハビリテーション研究会定例勉強会の発表の概要をアップしました!
勉強会への参加条件はございません。医療従事者、研究者でしたら、どなたでも参加可能です。
みなさまぜひ周囲の方をお誘いの上,ご参加ください.
参加申込みの詳細については下記をご参照ください。
期日 2018年6月17日(日) 13時00分〜16時30分 (開場:12時50分より)
会場 タワーホール船堀(東京都) 307会議室(3階)
アクセスMAP参加費 会員 無料 非会員 500円 学部生 無料
定員 42名
内容 プチ神経科学講座
「嚥下障害の病態と臨床」 四津有人(茨城県立医療大学)
症例報告1
「半側空間無視患者に対する新たな注意機能評価の試み」 野口光(サカイ脳神経外科)、山本哲、石井大典、河野豊(茨城県立医療大学)
半側空間無視は、視覚性注意の障害によって出現するとされている。この視覚性注意は、トップダウン注意とボトムアップ注意とに分けられる。臨床場面において、ボトムアップ注意の定量評価は困難である。今回われわれは、右頭頂葉皮質下出血により左半側空間無視を呈した症例を対象に、視覚刺激への反応課題を用いてボトムアップ注意の定量評価を試みたので報告する。
症例報告2
「多様な臨床症状により支援に難渋した右後頭葉梗塞の一例」 宮澤拓人(千葉リハビリテーションセンター)
見当識障害や脱抑制、職員への固執・陽性転移を生じリハが難渋した右後頭葉梗塞例を経験した。症例は、80代女性。運動機能障害はないが、左半側空間無視を疑うような左視空間への注意低下、場所が憶えられない等の臨床症状に加え、担当セラピストへの固執・陽性転移があり、担当変更後も同じ服装の男性に執着した。臨床所見と画像所見から、相貌失認や地誌的障害の出現が推定され、視覚情報のみでの人物判断力の低下や場所を憶えられない事の要因に同症状の関与が疑われた。一方、記銘力低下や問題行動から認知症と捉えた支援計画が立案され、有効なリハプログラムの提供に至らなかった可能性がある。入院早期より、病巣から臨床像を推定し的確な分析を行い、リハプログラムの立案に活かすことが必要な症例であったため報告する。
症例報告3
「頸髄損傷後上肢運動麻痺に対する反復性磁気刺激とリハビリテーション併用の治療経験」 村山尊司(千葉リハビリテーションセンター)
頸髄損傷後の上肢運動麻痺に対するリハビリテーションに反復性磁気刺激(rTMS)を加えることで、運動機能の改善が得られた複数症例を紹介する。運動機能検査の結果や、症例VTRを通し、その効果や機序について意見交換の場をいただきたい。
参加申込方法・演題(症例報告など)申込み先
方法1.
フォーム入力後、ご登録いただいたアドレスに、参加の可否につきまして返信致します。
方法2.
方法1.がうまくいかない場合、従前通り、定例勉強会事務局宛に以下の項目を明記の上、メールにてご送信下さい。折り返し、参加の採否について返信致します。メール送信後2日以上経っても返信がない場合は、再度、お問い合わせ下さい。
件名: 定例勉強会参加希望
本文: 1.脳リハ研会員or非会員
2.勤務先・所属
3.お名前
4.連絡先(返信可能な個人のメールアドレス)
5.ご職業
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脳機能とリハビリテーション研究会 定例勉強会事務局
担当:山本哲
benkyokai@noukinou.main.jp (@を半角に直して下さい)
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