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脳機能とリハビリテーション研究会ブログ

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第28回脳リハ研 定例勉強会のご案内(第4弾)

第28回脳機能とリハビリテーション研究会定例勉強会の発表の概要を全てアップしました!

勉強会への参加条件はございません。医療従事者、研究者でしたら、どなたでも参加可能です。
みなさまぜひ周囲の方をお誘いの上,ご参加ください.
参加申込みの詳細については下記をご参照ください。


期日  2019年3月10日(日) 13時00分〜16時30分 (開場:12時50分より)
会場  タワーホール船堀(東京都)  306会議室(3階) アクセスMAP
参加費 会員 無料  非会員 500円  学部生 無料
定員   30名
内容  
プチ神経科学講座 
「パーキンソン病における非運動症状
  出澤真乃介(筑波大学大学院/産業技術総合研究所)

パーキンソン病は進行性の神経変性疾患であり、その症状については、James Parkinson, Jean-Martin Charcotなどによって安静時振戦、筋固縮、無動、姿勢反射障害などが有名である。これら運動症状は初期から報告されていたこともあってか、パーキンソン病の評価や治療の対象として広く認知されている。しかし、現代においてはパーキンソン病に特徴的で重要な症状として、運動症状に加えて非運動症状も存在することが明らかであり、非運動症状についてもその評価および治療が非常に重要であると言える。当発表においては、このパーキンソン病の非運動症状に注目し、その概説と評価・治療の意義を考え、さらに今まではほとんど言及されてこなかった、パーキンソン病における感覚異常についても紹介する。

症例報告①
「余剰幻肢に身体パラフレニアが合併した右後大脳動脈梗塞例」
  江原真人(秋山脳神経外科病院)、高杉潤(千葉県立保健医療大学)

右後大脳動脈領域の広範な出血性梗塞後、対側の左上肢に出現した余剰幻肢に身体パラフレニアが合併した症例ついて考察する。症例は80代女性、右利き。診断名は心原性脳塞栓。発症当日のMRAで右P2領域の閉塞を認め、DWIで右後大脳動脈領域に斑状に高信号を、第3病日では同部位に広範な出血性梗塞を認めた。神経学的・神経心理学的所見は、左上下肢に極軽度の錐体路症状と重度の感覚障害を認めた。また、注意障害や左半側空間無視、病態失認、左上肢に余剰幻肢とその余剰幻肢に対して身体パラフレニアを認めた。本人の内省から、余剰幻肢は左肘からしばしば出現し、単に“第三の手”ではなく、それを他者の手(他人帰属化=身体パラフレニア)と認識していた。これまで余剰幻肢の発現要因として、重度の運動麻痺と感覚障害の合併が挙げられるが、本症例は感覚障害のみ該当した。さらに、余剰幻肢に身体パラフレニアを呈したという報告は非常に少なく、従来の余剰幻肢や身体パラフレニアとはタイプが異なる、極めて稀な症例と考える。


症例報告②
「右視床出血により時間感覚にズレを生じた1症例」
  菊池佑維(千葉リハビリテーションセンター)

右視床背内側核からの出血により、時間感覚にズレが生じる1症例を担当した。症例は、夜中に訓練だと思い訓練室まで向かう行動や、時計と訓練時間表を見比べて混乱している様子が見受けられた。入院から約2か月後、この言動は消失した。この症例に対し、時間感覚にズレが生じているのではないかと考えた。今回の症例のような時間感覚についてご意見を頂きたい。


話題提供①
「脳梁形成不全を伴う左脳梗塞例の神経症候」
  奈村英之(袖ヶ浦さつき台病院)、高杉潤(千葉県立保健医療大学)

これまで報告例が極めて少ない、脳卒中を発症した脳梁形成不全例の画像所見と神経所見について報告する。症例は50歳台の女性、左手利き(書字のみ右手)。診断は左脳梗塞。既往歴は特になし。学歴・生活歴は、高校卒で、24歳で結婚し、主婦業を担いつつ、発症前まで医薬品のピッキング作業に従事していた。【画像所見(発症後2日)】:MRI FLAIRにて左前頭葉、左中心前回、左頭頂葉、左放線冠に高信号を認めた。また脳梁構造の欠損、左右側脳室後角の拡大、左右側脳室体部の離開等を認めた。MRAでは左内頚動脈の閉塞(形成不全?)を認めた。【神経学的・神経心理学的所見】重度の右片麻痺を呈し、視野障害、感覚障害は認めなかった。軽度の注意障害、遂行機能障害、失語症を認めた。脳梁離断症状では、皮膚書字覚では右手で障害、左右各視野での色彩呼称では全て正答するものの、右視野では反応の遅れを認めた。左手の失行などは確認できなかった。【考察】画像からは従来の脳梁欠損例の特徴とも合致していた。神経症候については、利き手が左であったことと関連すると思われる言語野の逆転を疑う脳梁離断の所見が示唆された。


※症例報告「自己身体定位障害と奥行き知覚の障害を呈した症例」につきましては都合により演題を取り下げとなりました。


発表の詳細は決定した後、追ってご報告します。

参加申込方法・演題(症例報告など)申込み先
方法1.
以下のURLをクリック(もしくはブラウザのアドレス欄に入力)し、フォームのご記入をお願いいたします。
フォーム入力後、ご登録いただいたアドレスに、参加の可否につきまして返信致します。

方法2.
方法1.がうまくいかない場合、従前通り、定例勉強会事務局宛に以下の項目を明記の上、メールにてご送信下さい。折り返し、参加の採否について返信致します。メール送信後2日以上経っても返信がない場合は、再度、お問い合わせ下さい。

 件名:  定例勉強会参加希望
 本文:  1.脳リハ研会員or非会員 
      2.勤務先・所属
      3.お名前
      4.連絡先(返信可能な個人のメールアドレス)
      5.ご職業
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 脳機能とリハビリテーション研究会 定例勉強会事務局
 担当:山本哲
 benkyokai@noukinou.main.jp (@を半角に直して下さい)
                
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by noureha | 2019-02-10 09:16 | 勉強会
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