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脳機能とリハビリテーション研究会ブログ

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Brain and Rehabilitation 2019(第26回脳リハ研学術集会)開催のご案内(第13弾)

開催まであと5週間となりました
企画講演 (肥後範行 先生)の 抄録を掲載致しました

 脳損傷後の可塑性 -良い側面と悪い側面-
肥後 範行
産業技術総合研究所 人間情報研究部門 ニューロリハビリテーション研究グループ グループ長

脳は発生および生後発達の過程を通じてシステムが完成した後も、その機能や構造を変える可塑性と呼ばれる性質を持っている。脳の可塑性は脳損傷後にみられる機能的回復の背景となっていると考えられるが、その詳細は充分に解明されていない。本講演ではモデル動物を用いた基礎的研究の成果を中心に、上肢運動機能回復の過程で損傷周囲領域において生じる可塑的変化を概説する。合わせて、回復過程で生じる脳活動変化を評価する技術、および回復に必要な可塑的変化を促進する技術開発の取り組みを紹介する。一方、脳損傷後の可塑性が悪い方向に働いた結果、痛みを生じることがある。すなわち視床を中心とした体性感覚経路に脳卒中を生じた後にしばしば痛みを生じることが知られているが、その発症メカニズムが充分に理解されていないため、治療法も確立されていないのが現状である。本講演では、痛みを生じる可塑的変化に関する最近の研究成果についても紹介する。

Brain and Rehabilitation 2019

(第26回脳機能とリハビリテーション研究会学術集会/産業技術総合研究所 ニューロリハビリテーションシンポジウム2019)
■テーマ:基礎・臨床研究と現場 ~垣根を越えたチーム医療~
■日 時:2019年9月14日(土)
■会 場:産業技術総合研究所 臨海副都心センター 別館11階
アクセスマップ
■参加費:無料
■参加申込方法:参加申込受付は終了しました

大会の詳細はこちら
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by noureha | 2019-08-09 17:06 | 学術集会
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